第71回 寝床に入ったら飲めない ビトウィーン・ザ・シーツ第71回
寝床に入ったら飲めない ビトウィーン・ザ・シーツ

文・達磨信


$Ehベッドで飲食する人たち
  欧米の人たちは病気で臥せっている訳でもないのに、ベッド上でよく飲食をする。映画のシーンで観た経験は一度や二度ではない。
 
フランスの男たちは休みの日なんぞ、最愛の妻のために朝食を用意することが多いらしい。花を一輪用意したりもする。女たちはベッドから出ないで朝ご飯を食べられることに幸せを感じるという。イギリス人もそうらしい。昔の貴族階級が執事やメイドにやってもらっていた習慣が元になっているという。
 
わたしは日本人。目覚めたらまずトイレにいって、そんで洗面をすませてから食事したほうがさっぱり爽快な朝になるんじゃないかと思う。第一、布団が汚れちゃうじゃん、である。アメリカ映画なんかではスニーカーも脱がないでベッドに足を伸ばし、スナック菓子の袋に手を突っ込んでいるお行儀の悪いシーンがあったりする。
 
フランス人は夜もベッドで食べると聞く。寝床で読書、あるいはテレビを観たりしながらチーズやクッキーをつまむらしい。子供たちもチョコレートやクッキー。寝る前の歯磨きはどうしているのだろうか、と他人事ながら気になる。
 

 
さて、安らかな睡眠に導く“寝酒"だが、わたしは床に就く前に飲むことが上手ではない。ナイトキャップという、ほどよい量に落ち着かない。小さなショットグラスでウイスキーを飲みはじめると、ボーっとしたまま3杯は空けてしまい、もうちょっといいかな、とやたらと長くなる。
 
この場合、寝床に就いてすぐに眠れたとしても、2時間ほどで目が覚める。かなりの熟睡感はあるのだが、あんまり時間が経っていないことに愕然としながら水をガブガブと飲む。そして再び寝床に就くのだが、なかなか眠れないので悶々とするのだ。年齢を重ねてもナイトキャップとなる適正飲酒というものができない駄目人間なので、わたしは寝酒というものをしなくなった。
 
いま、深夜であってもすぐに眠れない、眠りが浅い、といった状態に陥る年齢を迎えてしまった。翌朝、目覚めても疲労感を抱えたままだったりする。すすめられて枕を変えたりもしたが、あんまり効果がない。
 
同世代の友人たちにこの話をしたら、多くが同じような境遇にあった。みんないろいろと試している。でも、これだという解決法はないようだ。確実に老いに向かっている。逆らってもしょうがない。
 
次へ >

> バックナンバ-へ
 

リキュ-ルTOP
$FEサントリーモバイルTOP$GV
$E4サイトマップ
$E#メルマガ会員登録
 
ストップ!未成年飲酒・飲酒運転。妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。
お酒はなによりも適量です。のんだあとはリサイクル。
(C)SUNTORY HOLDINGS Ltd.