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【第39回サントリー地域文化賞】中世から伝わる弓術を純朴に伝承する「河合弓引き保存会」(奈良県・上北山村)が受賞!

奈良県上北山村で、毎年1月8日に行われる伝統行事「河合弓引き」。中世から続くとされるその弓引き行事を執り行ってきた「河合弓引き保存会」が、今回「第39回サントリー地域文化賞」を受賞しました!

■サントリー地域文化賞とは
全国各地で展開されている地域文化活動の発展や向上を応援したいとの想いから、サントリー文化財団が、地域の文化向上と活性化に貢献した個人や団体に贈呈している「サントリー地域文化賞」。音楽、演劇、美術、歴史・伝統継承、国際交流、コミュニティ活動などを対象に、毎年評価・顕彰を行っています。
39回目となる今年は、奈良県上北山村の「河合弓引き保存会」を含め5つの団体が受賞。奈良県からは、1993年に合唱指導を通じて、大和のわらべ歌を継承・普及する活動で受賞した荒井敦子さん以来2つ目となります。

「河合弓引き保存会」は、秘境とも言われるほどの山深い地で、中世から伝わる弓術を、地域の歴史を伝える行事として純朴に伝え続けてきた点に注目が集まり、今回の受賞となりました。

■「河合弓引き行事」とは
上北山村は、奈良県南東部の山奥、日本百名山のひとつでもある大台ケ原山の麓にあります。
「河合弓引き行事」は、1370年代に平家の一族がこの地に逃れ住み、その子孫たちが再興を願って、弓の練武を続けたことに由来。江戸時代には、現在と同様、八日薬師の行事として1月8日に弓引き行事を行うようになりました。正式な資料は残っておらず、すべて口伝によって伝承され、古来のしきたりにのっとり行事が行われています。

弓引き行事が行われる河合地区には「年預(ねんにょ)」という役があり、1年間のあらゆる行事を取り仕切ります。弓引きの際には、この年預が祭りの世話役である「頭屋(とうや)」となります。弓を射る「射手」は、1月2日の「矢始め」から7日までの6日間、毎日練習に励みます。射手には役回りがあり、「禰宜(ねぎ)」、「上殿(かみどの)」、「下殿(しもどの)」、「射返し」の順に、4年かけて担当。禰宜は中学生になる男子が務め、射手を4年間続けると、ようやく一人前として周りに認められるようになるそうです。

1月8日の弓引き当日、頭屋と射手は早朝に川で身を清め、氏神様を参拝したあと、頭屋の家で宴会を行います。その後衣装を整え、いよいよ弓引き行事へ。弓引きの方法は全て決まっていて、まずは射返しが最初に2本矢を打ち、禰宜、上殿、下殿も順に2本ずつ射ます。それを3度繰り返して行事は終了。的は矢が当たると墨が飛び散るようにできていて、これを「墨落とし」と呼び、縁起の良いものとされています。

■すべてが住民の手作り
この弓引き行事の特長は、弓引きを行う矢場や的、弓をすべて住民が手作りで行う点にあります。その準備は保存会メンバーだけでなく、地区の住民たちが協力して行います。
写真は、的に円を描くための墨を、柳の木を焼いて作っているところです。

前日に行う「的踏み」では、杉の板を薄く剥ぎ、網目状に編んで直径1.8mの的を作り上げます。また弓は桃の木から、弦はタクという木の皮を剥いで作られます。

■行事を途絶えさせないために
近年は、過疎化の影響で射手の担い手も減少。そのため、隣町の子どもたちに参加してもらったり、地区を離れた若者を呼び寄せたり、村外からも射手を募集するなど、行事を継続できるようさまざまな方法を検討しています。さらに、行事を見に訪れた観客に弓引きを体験してもらったり、ツアーを企画したりと、地元以外の方にも興味を持ってもらえるような努力も始めているそうです。

"「悪魔降伏・五穀豊穣」を目的に、長きにわたって伝承されてきたこの行事を途絶えさせない。"それこそが村にいる人たちの願いであり、時代とともに変わるところはありつつも、継続していくことを使命として取り組まれています。

この古式ゆかしい弓引き行事が、「サントリー地域文化賞」をきっかけに多くの方に知られ、今後も末永く続いていくことを願っています。
これからもサントリーは地域文化の発展・継承を応援していきます!


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